これがベトナム大学院の実態だ!

Trường Đại Học Bách Khoa Thành Phố Hồ Chí Minhの大学院修士課程に社会人入学

日本の大学のGPAはどのぐらい?

ベトナム大学院に入学する際日本の大学の卒業証明書や単位習得証明書のベトナム語翻訳版を要求されるが、ここで関連してアメリカ大学院に入学する場合、GPAという言葉がよく聞かれる。
何やら難しそうな言葉だが、平たく言えば平均点だ。高校生なら評定でもいい。まあ、普通に平均点と言えばだれでもわかる。
大学の場合100点満点だが、これを4点満点に換算する。
もっとも単純に25で割るわけではなく、このような計算式があるようだ。
ページタイトル| 日米教育委員会 フルブライト・ジャパン
大学の英文成績証明書を発行すると、アメリカの5段階評価欄と同じ区分けであることが分かる。
ただ、S、A、B、Cとなっているので読み替えは必要だが。
自分の場合必要単位数124単位に対して132単位習得していた。単位を落とした場合に備えて多めに登録していたのだ。結果として8単位多く取得したことになる。
インターネットの掲示板などをみるとたった2単位足りないばかりに留年となってしまった嘆きの書き込みもある。
この人がギリギリの登録だったのか、それともかなり多めに登録したが軒並み落としたのかは分からないが、もし単位売買制度があったらこの8単位で救済できる人がいたかもしれない。

さて、この132単位にS=4、A=3と順に重みをかけてくと404点。
これを132で割ると2.257575758であった。
一般的には小数点以下2桁ぐらいあればいいので、GPA2.26となる。
ここで日本独自ルールがあり、SとAと統合して日本版A=4とするのもあるようだ。
この場合採点店は2点だから、大幅な底上げが可能。この場合GPA=3.06である。日本とアメリカの成績制度の違いを利用した得点アップ術だ。

ここで気になるのが、日本の大学で成績証明書=単位習得証明書である。
つまり、落ちた科目は記録に載ってこない。
アメリカ式に落ち科目も正直に申告しようにも、大学側が落ち情報を提供しない。
なので成績をよく見せようとねつ造するつもりはさらさらなくても、GPAの最低点は1.0点か2.0点である。
アメリカ大学院にはGPA2.0点が必要なので、日本ルールで計算すれば大卒なら自動的にアメリカ大学院出願要件を満たしてしまう。
自分の場合落ち科目が何科目だったかは今まで食べたパンの枚数を聞かれるようなものだ。卒業式の日に配られた成績表を引っ張り出してくれば分かるかもしれないが。
仮に登録単位数を300単位とすると、アメリカ方式GPAは0.99となる。
まあ、落ち科目なんて過去の話だし、落ちた科目を引きずってくよくよするよりも、未来に向かって前を向こうという意味では成績証明書=単位習得証明書であり、落ち科目情報を載せない日本の大学に軍配が上がる。