これがベトナム大学院の実態だ!

Trường Đại Học Bách Khoa Thành Phố Hồ Chí Minhの大学院修士課程に社会人入学

Triết họcの総括

【概要】
科目名:Triết học
授業日:2018年3月24日~2018年5月13日
試験日:2018年6月14日
授業料:1,560,000đồng(7,590円)
点数:7.2(10点満点)

【成績のつけ方】
出席+グループでのプレゼン+グループでの小テスト:10%
レポート:30%
期末試験:60%
毎回出席を取っていたが、それだけではなく、グループによるプレゼンや小テスト全て含めて10%である。
ふつうはプレゼンだけで30%ぐらいなのだが、労多くして益の少ない平常点である。
また、外国人学生は期末試験に替えて指定の別レポートとなる。
つまり、レポート2個で合わせて90%。
レポートに関しては後述。

【感想】
レポート自体は授業に1回も出なくても作れるので、これで90%なのだから楽な科目といえる。
日本の大学の場合、レポートは自分の考えを書くものであり、ネットからのコピー貼り付けは減点されたり、下手をすれば欧米ではそれだけで単位取得ができないらしい。
ベトナムの大学においては逆である。
先のHọc kỳ 1/2017-2018におけるHệ cơ sở dữ liệu nâng caoでレポートで自分の考えを書いたためレポートを0点にされ、ネットからのコピー貼り付けをするように指導された。総合成績は10点満点中3.7点。
そこで今回は同じ轍を踏まないよう、それらしいサイトを検索しコピー貼り付けしたところ10点満点中7.2点という快挙であった。
すごく苦労して書いたレポートが評価されず、コピーして数時間で作ったレポート(と呼べるのか?)が高評価というのもおかしいが、これは短時間で効率よく作業をこなせということなのだろう。
また、授業においては前半は主な哲学者についての内容だったが、後半から社会主義についての内容であった。ベトナム社会主義にいてはみんな知っているので、レポートでは多くの学生が社会主義の不便さについて書いたようである。社会主義の大変さについてはベトナム人の方が詳しいだろうから、同じ土俵に乗っても彼らよりいいレポートを書くことは難しい。そこで、日本についてのレポートを書いて提出した。これなら負けないだろうと思ったが、その判断は正しかった。