これがベトナム大学院の実態だ!

Trường Đại Học Bách Khoa Thành Phố Hồ Chí Minhの大学院修士課程に社会人入学

Xử lý ngôn ngữ tự nhiên 12回目および13回目

2019年6月8日、Xử lý ngôn ngữ tự nhiênの12回目および13回目が行われた。
先週突然休講になったが、最終授業週の翌週に期末試験という余裕のない日程のため、後倒しができず、この日に2回分をまとめて行うことになったわけだ。
時間は昼12時から夜6時まで。
飛行機がタンソンニャット空港を出発し、成田空港に着陸するまでの時間とほぼ同じ。その間ずっと椅子に座っているのはきついと思っていたが、幸か不幸か1時間ほど遅刻しての入室となった。
登録上は11名いた学生も、たった二人しかいなかった。自分を含めれば3名である。
そのうちに2時間遅れぐらいの学生も来始め、最終的には7名となった。みんな体力の温存をしているのだろうか。
前半戦では10章が完了した。
なお、この日要領よしお君は結局来ることはなかった。
しかし自分の1時間遅れ入室というのは非常にラッキーだった。なぜなら、自分が入室して少し経った後で、EXERCISES8の答え合わせが始まったのだ。てっきり自分が欠席している間の何週間も前に終わったとばかり思っていたからまさに棚からぼたもちという幸運である。
なお、EXERCISES8の設問はスライドにないので撮影を忘れずに。
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この問題なら答えをすでに送信しており、先生から板書の指名も受けたのだが、もう終わったとばかり思っており答えを印刷した紙を準備していなかったので泣く泣く辞退する羽目になった。これはアンラッキーだが、すぐにそれを上回る場を提供してもらえることになる。
ひとまずこの場は別な学生に活躍の場を譲った。なお、彼はこの授業の当初から色々と話す仲になっており、いい人と友達になれた。
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その後はいよいよEXERCISES9の答え合わせ。
誰かが手を挙げる前に挙手した。
実は答えを印刷した紙は準備していなかったが、PDFファイルを携帯電話にコピーしておいたのでそれを片手に板書。
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その後2番目の設問を誰も板書しなかったので先生から指名をもらう。
本日2回目の板書なので、板書点を大いに稼げた。
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このあたりでひとまず前半戦終了となり、教室を移動して後半戦となる。
なお、12時から3時間近く休憩がなかったことと建物の移動に時間がかかることを考慮し、25分の休憩が設けられた。

さて後半戦。11章からスタートだ。
あっという間に11章の説明が終わったが、12章には入らず、問題演習の時間が設けられた。
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これは宿題となるEXERCISESがあまりに難しく、このままだと誰も問題を解けないので類題を授業中に行いかつ解答も授業中に提示するというものだ。
11章の宿題の解答は持ち歩いていないためこの時間は何もできないと思われたが、教科書に似たような記述があり、こういう感じだろうかとノートに書いて先生に見せたところ、正解ではないが大枠は外しておらず、少し訂正したらいけそうな回答であることがわかった。
解答時間が終わり、板書者が募られた。
あいにく1問目の回答は別な学生が真っ先に躍り出てしまったが、2問目は先生からの氏名があったのか、自分から挙手したのか忘れたが、とにかく自分が板書をする機会となった。これでこの日3回目の板書となり、先生からも他の学生からも宿題や授業中の演習問題の答えを進んで板書するキャラのような位置づけになったように思える。これは1年前、ましてや2年前には到底考えられなかったことである。
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なにせ外人は日本人とトルコ人の2名しかいないのだ。嫌でも目立ってしまう。どうせ目立つなら積極的に解答するといういい意味で目立つようにしたい。そういえばそのトルコ人学生は授業中に積極的に質問をしているのが印象に残っている。
そういうこともあり、この日はこの2年間で初めて、授業に「参加した」と思える日であった。1時間遅刻したとはいえ、5時間あった授業時間がなぜかあっという間に感じられたほどだ。
ただ座っているだけでは2時間でも苦痛であるが、「参加」すると面白いし、先生からの評価も上がり、他の学生からも一目置かれることになるのだろう。

いよいよ次回は最終章の12章に入る。さらに最終課題の解説も行われるそうだ。