これがベトナム大学院の実態だ!

Trường Đại Học Bách Khoa Thành Phố Hồ Chí Minhの大学院修士課程に社会人入学

奪われた力を取り戻した

前回の話のB面。
しかし、B面って言っても今時カセットテープなんてほとんど聞かないし、ましてレコードなんて生まれた時点で入手できなかったように記憶している。
そうなるとカセットテープが使われなくなってから生まれた人とかどうなるだろう?
それでもカセットテープというもので聴いたことがないというだけで、さすがにカセットテープを知らないという人はいない。
これは、普通に人が刀とか十手とか十二単とか本物に触れたことはないけどテレビとかで見て知っているというのと同じだろう。

さて、話が横道にそれたが、Phân tích thiết kế giải thuậtで2週連続で板書をできたというのは大きな快挙だ。
ふと、先週の月曜日のビッグボディ撃退事件により覚醒し、能力が開花したのではないかと思う。
相手から理不尽なことをされ、これに対抗したことで力を発揮できたのだろう。
もともと2年目から念能力が使えるようになったが3年目にしてさらに向上したか。
というより、奪われた力を取り戻したというほうが合っているのではないか。
そういえば1年目の後期(=2期)に左隣にビッグボディが座ったが、この時、自分がまず話しかけ、それに対して奴が悪意のこもった対応というか返答をしたが、それが能力の発動条件で、自分の能力を奪われたしまったのではないか。
この時の自分の念能力はないにも等しいものだったかもしれないが、実はあったのだが自分でも気づいていなかった可能性がある。
キン肉マンでいうところの火事場のクソ力を邪悪大神殿に奪われた格好だ。
そして、その期の終わりまでは能力を発揮できずに1年目が終わり、2年目になり遅まきながら念能力が使えるようになった。

2年目と言えば後期における要領よしお君退学事件。
今だから言えるが、要領よしお君は性格が悪かった。性格ちょい悪。いや、結構なワルか。
だが彼の失脚により他のメンバーの能力が開花し、同じクラスの日本語ネイティブレベルの友達とともに板書のチャンスをほぼ寡占状態となり、我々2名が生成上位2位を占めるまでに至った。
ここで先日、ビッグボディの無礼に対抗したことで、幽霊超人となったジェロニモロビンマスクが邪悪大神殿から火事場のクソ力を取り戻してくれたことに通ずる。
どうやら自分の能力は、対抗により発動するのかもしれない。自分は人を傷つけるのは嫌いだ。だから逆に傷つけなきゃ発動しない・・・そんな能力にした・・・ 傷つけても心が痛まない・・・そんな奴だけを相手にできるように・・・。
つまり、要領よしお君=性格わるお君については2年間やばいなと思っていたが、その2年がたまりにたまってドーンとなったときに彼が退学、そこで今まで抑えられていた自分の能力分開花したということか。
さらに、早生よりも奥手の方が伸びは大きい。要領よしお君=性格わるお君がいつから念能力が使えるようになったかは知る由もないが、1年目から能力者だったとすると失速も早かった。
そして2年待った自分はその溜めもあってか一気に伸びた。
ここで、ビッグボディだが1年目に卑怯な手段で自分から能力を奪ったまでは良かったが、その時は自分の能力はほぼゼロというか非常に低かった。
それでも能力を奪われたことによりもともと低かった能力がさらに下がってしまいほとんど力を発揮できないまま1年目を終了せざるを得なかったわけだ。
そしてそこから2年間の熟成期間を重ねたというもの大きい。
この対抗というのは時間が長ければ長いほどそのパワーも増幅されるものらしい。
もちろん健康なエネルギー源ではないから、不必要に溜めすぎるといわゆるストレスとなる。
といっても本来発散したかったものが発散できずにたまっていただけであり、結果オーライということになるけどね。
が、ここにきて2年間の恨み、というと大げさかもしれないが、何か心のわだかまりのようなものを解消することで覚醒に至った、つまり能力をさらに向上させたのではないかと思う。
これが英語で言うretriveなのだろう。
マッスルリベンジャー!

制約と誓約について。
おそらくこの能力は、相手から理不尽な目にあわされたときにしか使えない。
その理不尽さが大きければ大きいほど、また、そこから能力発揮までの期間が長ければ長いほど(つまり大げさに言えば積年の恨み的な)効果が高い。
ただしそういう心のモヤモヤ的なものを長期間我慢するというのは精神的に負担が大きいので、普通ならあまりの理不尽はその場で発散することになり、能力化はしないだろう。
そういった意味であまりに大きな種は受け取れないということだ。
同時に、長期間ため込むということはその間は精神的に不健康であるため同様に現実的でない。
また、相手が理不尽なことを何もしていないのに能力を奪うことはできない。
仮に何らかの方法で無理やり奪おうとすれば自分に対して悪影響があると考えられるが、そもそも能力を奪うという行動は自分の意思で能動的に行えるものではなく、自動的というか、勝手にというか、無意識のうちに行われる。
これはこの学校の科目登録のやり方を見れば一目瞭然だろう。
逆に、自分に対して友好的な態度を取ってきた人に対してはその人の能力が高まることとなる。
といっても、その分自分の能力が減るわけではなく、あくまでも自分の能力は保ったままで相手の能力も上がるという、与えることで増える的なものである。
先の日本語ネイティブレベルの友達についても、最初は最終課題のやり方すら分からなかったが、結果として高得点を取り、最終点数は自分を上回るものであった。
前回エントリで板書をした若手爽やか君も友好的かつ自分と隣接する座席であり、能力の発動条件を満たしたのかもしれない。

そうなってくると、時間軸を超えて過去から未来へ、過去を使って未来を見る能力に加え、相手の力を利用して自分の能力に変換する、まさに柔よく剛を制すといった能力ということになる。名前何にしよう。