これがベトナム大学院の実態だ!

Trường Đại Học Bách Khoa Thành Phố Hồ Chí Minhの大学院修士課程に社会人入学

会社倒産の経緯

勤務先倒産の正式な連絡を受けたのは2020年12月。
一応、書類上は2021年3月末をもっての倒産となるが、2021年1月には全員が会社都合(会社倒産)により解雇される。
なお、自分の勤務先は日本法人が親会社、ベトナム法人が子会社となっている。
また、今回ベトナム法人のみが倒産となるが、日本法人も経営状態は相当ひどいので、倒産まで秒読みと見ていいだろう。
そもそもの経緯は親会社から振り込まれるべきお金が期日までに振り込まれなかったことだ。それが2018年のことだったかな。
何度か連絡したが返事はない。数か月後になってやっと返事が来たが、半年間支払い不能で、その後今までの4分の1の金額しか払えないとのことだ。
その時点で会計事務所からもマークされ、危険を察知した社員から待遇のいい会社へ移っていった。
というのも、親会社からの振り込み状況が悪くなっただけではなく、従来自由に使えていた経費が親会社の監視により自由には使えなくなったのだ。
ベトナム法人なんて給与も安いし、それでも続ける理由は仕事があまりなく楽だから。
それと、見かけの給与が安くても経費が自由に使えれば税金のかからない給与をもらっているのと同じ。
そういううまみもあり、また勤務中に大学院の宿題ができるということで辞めずに続けることができた。

唯一、自分の汚点としては、退職を申し出た社員のうち、最年少の人間を引き留めてしまったことだ。
この時点で転職していれば憂き目を見ずに済んだのに、本当に申し訳ないことだ。
引き留めた理由は、この時点ではさすがに倒産はないだろうという楽観的な見方をしていたためだ。
逆に、この時点で自分も転職活動を始めておき、次の場所を確保しておいた方が良かったかもしれない。
にもかかわらず、いざ倒産が決まった時、この最年少社員からは感謝された。
理由としては、転職活動(面接)で外出する場合は有給休暇から差し引かないとする規定を作ったためだ。
この最年少社員は普段から有給休暇を使っていたので残り日数がなかったのだ。
もちろん、転職活動(面接)で外出したかどうか自分には確かめるすべはないし、いちいち会社名も聞かない。
事実上、倒産の日まで会社に来ても来なくても給与は減らないという体制を作り出した。