これがベトナム大学院の実態だ!

Trường Đại Học Bách Khoa Thành Phố Hồ Chí Minhの大学院修士課程に社会人入学

Mạng máy tính 2回目

2019年8月30日、Mạng máy tínhの授業2回目が実施された。
実は20分ほど遅刻してしまったが、窓の外から学部長の顔が見えてほっとする。
が、入室した瞬間やられた!前回の臨時教師と違い、学部長はベトナム語で授業をするではないか!
唯一の救いは従来の20回から15回に減ったことか。
また、前回の授業で不明点となっていたA5ビルの自習室みたいな話は立ち消え、宿題はすべて自宅で作業をすることになるのだそうだ。
また、成績のつけ方も正式にというか改めて発表があった。
宿題30%(1回あたり15% × 2回)
期末試験60%
宿題についての説明はまだなかった。
また、中間試験がなく、ほぼ期末試験一発勝負というのは今までになく、今から戦々恐々としている。
昨年度も人数が一桁であり、再履修者もいなさそうなので難しい試験ではないことを期待しているが、何があるかわからないので、保険をかける意味でも宿題で点数を確保しておきたい。

Phân tích thiết kế giải thuật 1回目

2019年8月27日、Phân tích thiết kế giải thuậtの初回授業が実施された。
ちょうど1年前、Học kỳ 1/2018-2019のNhận dạng mẫu và học máyと同じ先生だ。
なので授業のやり方やテスト問題の出し方など勝手がわかってやりやすい。
しかも授業のスライドと練習問題は友達からもらってある。
その友達も前日のNguyên lý ngôn ngữ lập trìnhどうよう近隣に座ることで随時情報交換できる体制を作っている。
この彼はもはや戦友と呼ぶべきだろう。
この戦友から攻略本の存在を教えてもらった。
市販はされていないようで平日の昼間に学校に来る必要があるが、同科目の先生が自分で書いている教科書なので試験での高得点は間違いない。
なぜか?参考図書としての紹介は一切なく、むしろこの本の存在を知っていれば授業に1回も来なくても誰でも満点なので教えたくはないのだろう。知っちゃったけど。
http://www.bgt.hcmut.edu.vn/images/stories/virtuemart/product/phan_tich_va_thiet_ke_giai_thuat.jpg

なお、同科目は宿題やレポート等一切なしの試験のみでの評価とわかった。
割合は中間試験40%、期末試験60%だ。
ひとまず初回は第1章の8割ぐらいまで進んだ。
Nhận dạng mẫu và học máyと同じく一応出席を取ったが、出席点は一切ないので欠席してもどうってことない。

Nguyên lý ngôn ngữ lập trình 1回目

悪名高いの枕詞でおなじみの同科目が2019年8月26日にいよいよ開講した。
実は1分ほど遅刻で教室に入ったが、学生は6名ぐらいしかいない。
何かの間違いかと思ったが、その後先生も来て、最終的には学生は30名ぐらいになったと思う。
2年前は授業開始前から20名ぐらいの学生がいたと記憶しているが、今回はみんなのんびりだ。
なお、今回同科目の履修は2期目。つまり再履修だ。
さらに、再々履修や再々々履修もおり、実に全学生の半分が2度目以降の履修。つまり初回受講者は残りの半分しかいない。
そんなこともあり、教室の雰囲気はもはや授業という感じではなく、さながら戦争のようだった。学生からは憎しみのオーラがにじみ出ている。
また、同日の日中にはeラーニングサイトには何の情報もなかったが、授業開始とともにすべてのスライド、初回課題などが一斉にアップされた。
もはや授業など誰も聞いておらず、すかさず課題内容の閲覧となる。
今までさんざん苦しめられたscalaはなくなり、多少まともな言語であるpythonを使うようだ。
対象は相変わらずMC(micro CというC言語の機能を少なくした独自言語)であった。
また、今回はfacebookのグループもあるようだ。名前はppl 2019などという名前のようだが、それで検索しても該当と思われるものはなかった。
成績のつけ方も説明があった。おそらく今までと同じだが、今はその意味がよくわかる。授業中の作業が全体の10%しかない。それ以外は全部宿題や試験だ。つまり無理に出席する必要はないということだ。もっと言えば出席点はないので、ただ教室にいるだけでは意味がない。教室に来るなら授業中の小テストで満点を取るつもりで。授業中の小テストができなさそうなら来るだけ無駄なので、休んだ方がいい。渋滞もきついし。
唯一の救いは2年前からこの学校の授業を受けてきて、かつ連絡先をお互いに知っている人も受講しており、隣の席を素早く陣取ったことだ。
この彼は翌日開講となるPhân tích thiết kế giải thuậtの資料を送ってくれた非常にありがたい存在だ。
ひとまずは次回実施の小テスト、および初回宿題の準備をし、取りこぼしを0に近づけることが大切だ。

Mạng máy tính 1回目

2019年8月23日、Mạng máy tínhの初回授業が実施された。
担当は学部長なのだが、実際に教室に入ってきた先生は違っていた。
どうやら今回限りの代理の先生のようだが、本当の担当が学部長であること、また、初回という大事な回に代理をよこすという時点で、今後もこの代理の先生が頻繁に来るであろうことが予期できる。
また、この代理の先生は本学初となる英語での授業を実施した。これで授業が何を言っているか分かるので大変ありがたい。
なお、事前にインターネット上から入手した教科書は古いもののようで、内容の更新が入っていた。最新版は誰もが自由に取れるところではなく、eラーニングサイトからのダウンロードになるようだ。
成績のつけ方も更新されており、さらに一部本当の先生でないと分からない箇所もあるため、次回以降に成績のつけ方について本人に確認したい。

Học kỳ 1/2019-2020いよいよ開講!

2019年8月19日からHọc kỳ 1/2019-2020が開始した。
ただし多くの科目は2週目もしくは3週目開講なので、実質的には2019年8月23日が初日だ。
なお、受講科目はこの4科目。
(054011) - Mạng máy tính
(054012) - Nguyên lý ngôn ngữ lập trình
(054013) - Phân tích thiết kế giải thuật
(054017) - Cấu trúc dữ liệu và giải thuật
この学校に通うのもこれで3年目。修士課程の標準在籍期間は2年間だから、もう卒業(日本式に言えば修了)した者もいるかもしれない。

Học kỳ 1/2019-2020科目登録4度目

新しく登録する科目はないが何かあったときのため魚拓だけ。
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054017 Cấu trúc dữ liệu và giải thuật
054011 Mạng máy tính 1
の2科目は3単位だったが4単位に昇格している。
以前手書き登録の時は4単位を3単位に書き直しをさせられたが、結局4単位となった。
ひょっとしてこれが原因で手書き登録がうまくいっていないのであれば恐ろしいことだが、大学院事務局大丈夫か?

Học kỳ 1/2019-2020登録状況と4度目の科目登録受付!

去る2019年8月9日にKhoa Học Máy Tính事務所に科目手書き登録にわざわざ出向いたが、その後一向に反映されない。
一応大学院事務局にはその書類がたらいまわしされたことが分かる。
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しかしながら12日付で書類を受け取っておきながら1週間以上たっても未処理である。
幸か不幸か今期科目の実に75%が2週目以降の開講なっているが、残念ながら手書き登録のうちの1つは1週目からの開講となっている。
出席点呼の際に自分の名前が呼ばれないというのもあるが、eラーニングサイトに必要な科目が登録されず、教科書となるデータが入手できないほか、最悪の場合宿題や授業中の小テストのオンライン提出ができず成績が悪くなってしまう可能性がある。
このため科目の名簿に自分が含まれていることを確認することが極めて重要である。

さて、4度目の科目登録受付も明日から始まるようだ。
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なのでこれと同時に大学院事務局が登録をすることを期待しよう。

Nguyên lý ngôn ngữ lập trình 受講者分析

悪名高いの枕詞でおなじみのNguyên lý ngôn ngữ lập trìnhだが、今期の受講者31名を分析した。

回数 人数 割合
1 16 52%
2 8 26%
3 4 13%
4 3 10%
合計 31 100%

回数1は今期で初めて受講、2は再履修(自分含む)、3は再々履、そして4は再々々履という具合。
以前受講したときは3分の1が再履修で、再々履が1名いることに驚いたが、今期はその再々履すら当たり前、なんと再々々履の学生すらいる。
おい、学部長!"This subject is deficult!"なんて言ってる場合じゃないぞ!
こうなると学生側の問題というよりも教える側の問題なのではないか。

しかし不自然なのが同じ専門必修4科目のうち同科目だけが異常に再履修者が多い。
逆にMạng máy tínhのように、再履修どころか受講者そのものが少ない科目もある。

専門必修攻略 Cấu trúc dữ liệu và giải thuật

本当は4単位なのになぜか2019年度においては3単位となり、さらに授業もたったの10回という、実質2単位科目と同じ労力で一気に4単位とれてしまうというコストパフォーマンスに優れた科目がこれだ。
2018年度の教授死亡による不開講、2017年度の大学院事務局の不手際による受講負荷があったときにはどうしようかと思ったが、残り物には福があるというか待てば海路の日和ありというべき科目といえる。

さて評価ポイントは
• Thực hành (15%):
• Bài tập (10%):
• Bải tập lớn (25%):
• Thi cuối kỳ (50%)
である。
当然Thực hànhとBài tậpとBải tập lớnはどう違うんですがという質問になるが、日本語に直訳すればいずれも実習とかいう意味になり、分かることは期末試験が50%の配点を占め、残りが50%ということぐらいであろう。
おそらくはThực hành (15%)が授業中に行われる作業、Bài tập (10%)が毎回の宿題、Bải tập lớn (25%)が期末までに提出するレポートのようなものと思われる。

また、教科書として
“Data Structures: a Pseudocode Approach with C++”, R.F.Gilberg and B.A. Forouzan, Thomson Learning Inc., 2001.
が挙げられている。
同書はPDFダウンロードはできなかったが、インターネット上の無料図書館のようなものにログインしている間だけ読めるようだ。ただし自分のPCにダウンロードはできなかった。
ストリーミング方式のyoutubeも裏技を使えばダウンロードはできるので、何らかの方法でローカルに落とすことはできるのかもしれない。

なお受講生数は17名と少なくもなく多くもなく中途半端な数だ。
アクティブユーザ数というか毎回真面目に出席する人数は13名ぐらいだろうか。
授業もたったの10回だし、Thực hành (15%)が授業中に行われる作業、Bài tập (10%)が毎回の宿題であれば1回も休まない方がいいのかな。

2019年入学生の専門必修15単位がずるい!

今期の科目登録機関が終了し、いよいよ時間割が発表用となった。
が、2019年度入学生向けの専門必修15単位がの授業回数が規定より大幅に少なくなっている!

Môn học 時間数 回数
(054019) - Kiến trúc máy tính 3 14
(054018) - Kỹ thuật lập trình 3 10
(054011) - Mạng máy tính 1 3 12
(054020) - Hệ điều hành 3 12
(054017) - Cấu trúc dữ liệu và giải thuật 3 10
合計 58

2019年入学生の専門必修15単位はそれぞれがすべて3単位×5科目=15単位という構成だ。
今までは3コマ×20回だったので割に合わないと思っていたが、今日になり回数が大幅に減っていることが分かった。
通常3単位科目は3コマ×15回だが、この場合最多でも14回、最少はなんと10回という2単位と同等の回数だ。
土日ならいざ知らず、平日の渋滞と大気汚染の中大学行く回数を減らせるというのは羨ましい限り、むしろずるいというべきだろう。
平日分はたったの36回で良いんだから。
もし2018年度以前入学生で4科目15単位が仮に全部平日だと恐るべきことに75回渋滞と大気汚染の被害にあう。
念のため付け加えると、土日でも渋滞はある。が、平日に比べれば日中はまだましと言える。

悪いことばかりのようだが、実は2018年度以前入学生で4科目15単位を全くとっていなかった人にも恩恵はある。
振り替えとなる
(054011) - Mạng máy tính 1
(054017) - Cấu trúc dữ liệu và giải thuật
の2科目は2019年入学生の科目として行われるため、これがそれぞれ12回と10回となる。
本来4単位の3コマ×20回であったMạng máy tínhがわずか3コマ×12回という2単位と3単位の中間の回数となることは労力の大幅な削減になる。
また、Cấu trúc dữ liệu và giải thuậtが2017年度は大学院事務局の不手際により受講できず、さらに2018年度に開講されなかったことが逆に福音となった。
逆にPhân tích thiết kế giải thuậtは2018年に受講しておいて単位の取得までしておいてもよかったな。
「悪名高い」を通り越しもはや「悪質な」Nguyên lý ngôn ngữ lập trìnhは受講してもしなくてもどうせ単位が取れないという点においては同じであるが。

専門必修攻略 Mạng máy tính

授業開始まで2週間あるが、今から評価基準を確認しておこう。
Bài Tập lớn số 1: 10% 7週目にグループでネットワークアプリケーションを構築
Bài Tập lớn số 2: 10% 14週目にグループでコンピューターネットワークを設計
thi giữa kỳ 中間試験: 20%
thi cuối kỳ 期末試験: 60%

このグループで何かやるというのがネックだ。
誰と組むかというのもあるが、プレゼンテーションなのか、それとも単にレポートを提出するだけなのか。
グループ作業は初めてこの学校に入ったHọc kỳ 1/2017-2018のすべての科目で課されたため、てっきりこの学校はそういう授業だけかと思っていたが、その後グループ作業はTriết họcの評価点のうちのわずか数%を占めたのみで、それ以外は方向性が全く異なり、グループ作業自体がない科目だけだった。
今期受けることになる4科目のうち、他の科目がどうなっているかも事前に確認しておきたい。
次の調査対象はCấu trúc dữ liệu và giải thuậtだ。

専門必修4科目の登録に当たって

今期であるHọc kỳ 1/2019-2020にていよいよ専門必修4科目15単位の登録が可能となった。
しかしそれは平坦な道ではなかった。
まずこの2科目
54012 Nguyên lý ngôn ngữ lập trình
54013 Phân tích thiết kế giải thuật
は大学院事務局とのやり取りを経て自動的に登録されていた。
そして残りの2科目
54014 Cấu trúc dữ liệu và giải thuật
54015 Mạng máy tính
こちらは大学院事務局の対応を待てという連絡だったが、待てど暮らせど応答はない。
結局自分で気をまわし、2019年度入学生対象の科目で近いと思われるものを当てずっぽうで用紙に書き、それを大学院事務局でははなく、南門側駐車場そばのKhoa Học Máy Tínhの建物1階すぐのところにある事務所っぽいところに持って行った。
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これがその提出書類だ。
メール送信で十分なはずだが、なぜかこれを印刷して持参しなければならない。
IT化が進んでいるように見えて全く持ってアナログな仕事ぶりだ。
ひとまず、これで学生側の作業は完了。
あとはKhoa Học Máy Tínhで内容を確認した後に大学院事務局に書類が転送され、自動的に科目登録がされることになる。

つまり今期においては公式サイトからの登録は一切行わず、大学院事務局およびKhoa Học Máy Tính事務局に個別に連絡するというアナログな手段により手作業での登録ということになった。

なお、2019年度入学生対象の科目では3単位となっているのでこれが同認定されるのかKhoa Học Máy Tínhの建物で尋ねたところ、khong saoとの返事であった。正直ベトナム語はまだよくわからないが、合格後に4単位として認定されるようだ。
また、学生証の有効期限が今月末で切れるが、これもkhong saoとの返事であった。2次元バーコード自体が生きており、図書館などでは引き続き認識されるようだ。

Học kỳ 1/2019-2020の専門悲愁4科目全登録なるか?

いよいよ実質今日までとなったHọc kỳ 1/2019-2020の科目登録。
特筆すべき点は2点。
1点目は、専門悲愁もとい専門必修4科目15単位のうちの2科目が勝手に登録されていたこと。
054012 Nguyên lý ngôn ngữ lập trình
054013 Phân tích thiết kế giải thuật
である。

残り2科目は19年度入学生対象の
054017 Cấu trúc dữ liệu và giải thuật
054011 Mạng máy tính 1
となることを予測しているが、大学院事務局から正式な連絡はまだない。
しかもこのうちのMạng máy tính 1がNguyên lý ngôn ngữ lập trìnhと同一曜日、同一時間帯であり受講ができないことを懸念していたが、なぜか今日になりMạng máy tính 1が追い出される格好となった。
残念ながら土日のどっちでもなかったが、ひとまず科目登録の機会としては可能となった。
念のため魚拓を張っておこう。
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